2020年終了前のokimochi
今は実家にいる.
2匹の猫が可愛いし,毎日湯につかれるし,ご飯も出てくるし,洗濯も自動でされて不足がない.将来は絶対に猫を飼うと決めた.
今年を振り返ると,とても辛い一年だった.
学校には行けないし,外の世界は閉鎖的で,SNSを覗けば陰鬱なニュースが目に飛び込んでくる.私生活で辛いこともいくつか重なり,ストレスで体調が崩れたりした.
しかしその中で自分は頑張ったという感覚もあったし,自分の内面や生活を見直す良い機会が得られたと思う.僕は昔から,「何者かになりたい」という欲求があり,自分の能力を伸ばして社会的名声や高い社会的地位を得たいと思っていた.でも今年は能力を高めようと努力していく中で,自分の能力は高くないという意識が明確になり,自分よりも能力の高い人がたくさんいて,何者かになることは諦めたというか,どうでもよいと感じるようになった.ややネガティブかつ自己正当化をするような思考に思えるが,他者との関わりが苦手な自分にとって,他者と比較することで計る曖昧な"能力"というパラメータで勝負することはコストパフォーマンスが悪いという考えに至ったからだ.それに詭弁だが,人間の価値は(人間に価値があるとするならば)種々の能力ではなく,複合的かつファジーなもので表されると思っているし,それは自分さえ分かっていれば良いという気持ちにもなってきた.そんな負け犬気味のスローガンを掲げていくことに抵抗がなくなるほどに老いてしまったのかもしれない.でもまぁ人間そんなもんだろと思ってさらにその思考が加速していく.そんなループだった.
しかし僕はやさぐれニヒリズムに陶酔しているわけではなく,肩の荷が降りた心地で結構ポジティブになっている.アラサーになったことで妥協がうまくなったのかもしれないし,自分の生活を見直していくうちに少し自分を客観視できたおかげかもしれない.
まあ悪いことばかりではなく,いいこともあったし,例年よりは満足感があるかもしれない.
来年のお気持ちとしては,本をたくさん読み,プログラム・文章を好きなだけ書き,自分を労りながら暮らしていきたい.ドーパミン的な快楽を求めるのではなく,ささやかな安寧に幸せを感じて,徒然なるままに日々を過ごしたい.
と,こういう文章を残しておけば,あまのじゃくな自分は来年頑張るはずなのだ.
『ギャング・スター』にあこがれるようになったのだ!
ドクター入試に合格したので,来年は博士課程後期課程の大学院生になることがほぼ確定した.ヤッタゼ!
僕は能力の高いタイプではないし取り柄もないけど,自分のやりたいことをやって好きなプログラミング言語で好きなプログラムを書いて思いの丈を論文にするという「プロセス」が割と好きなので(あと就活がメチャクチャ嫌だったので)進学を選んだ.あと大学や企業で研究活動をしている方々が楽しそうだったからというのもある.
また(抽象的な考えだけど),狭くとも自分の専門領域を持ち,それに関する知識を深めたいと思っている.
ざっくりと博士後期課程でやりたいことは,コンピュータを用いた活動(特にプログラミング)をもっと楽しくするシステム,視覚的な情報により人の活動を支援するシステムを作りたい.あとリサーチインターンにも参加したい.
研究活動以外ではOSS活動,読書,CSの勉強とかをやりたい.
あとセフィロス楽しみ!!!!!!
対戦よろしくお願いします!!!!!!!!!
では次のメッセージです.玲音を好きになりましょう.
lp.anique.jp観てきました.
観てくるといってもブラウザから観れる展示です.
serial experiments lainは90年代後半に公開されたメディアミックス作品でカルト的人気を誇っており,僕もかなり影響を受けています.
といってもリアルタイムで観ていたわけではなく,とある人が好きなアニメとしてこの作品をあげていて気になり,視聴したのがlainにハマるきっかけでした.(ゲームもあるのですがかなり価格が高騰しており,手を出せていません)
内容が難解かつ陰鬱な作風で,下手すると1話から置いていかれます.しかし扱うテーマの1つとして「人と人の繋がり」があり,「どこにいたって人は繋がっているのよ」という主人公の台詞は有名です.
作中に登場するデバイスやアプリケーションが(当時において)先進的で,展示においても作中のデバイスが現代に置いてどれほど実現されているかについて書かれている部分があります.この描写による影響が,僕がコンピュータを好きになった理由の1つでもあります.
コンピュータやインターネット(技術としてだけでなく,ネットカルチャー含む)が好きな人は観て損はないと思います.
観たことのない人は是非.
展示も作者が作品について語っているのを聞けたり,ファンアートを観れたり,かなり良かったです.無料で閲覧できますが,普通にお金払ってもいいレベル.これを観てこういう落書きを書きました.
ぜひ観ましょう.
そして,玲音を好きになりましょう.
続出するバグは助手のトラウマが原因であり 激励こそ最良のメンテナンスである
今週はずっとこんな感じでした🐈.
プレゼン用のスライドを作ったり,実験データを分析するプログラムを書いたり,調べ物をしたり,論文を書いたり常にPCと睨めっこしていました(今週に限ったことではないですが).macbookのOSもやっとBig Surにアップデートしました.
とりあえず今週は大事な面接が無事終わったのでホッとしています.
今後は修士論文を書かないといけないのですが,順調にいけば期限までに書きおわりそうなので心に余裕を持って取り組めそうです.読書や映画鑑賞を再開してその感想や思ったことなどをまとめていきたい.
また,僕は(入試に合格すれば)博士後期課程に進学する予定なので研究活動やソフトウェア開発に関することなどについても書いていきたいです.今後にご期待ください.
真面目な文章を書き終わったところで,週間おもしろパソコンのゲストが平沢進の回と一緒にお別れです.それでは.